【ポッドキャスト視聴日記】時間をコントロールするためのtips
こんにちは。satomiです。
今日はAll in the Mindという番組のTaking back control of your time(自分の時間のコントロールを取り戻す) という回を視聴しました。All in the mindはオーストラリアのABCラジオがやっている、 心理学にまつわるテーマを扱うポッドキャスト番組で、 ほぼ週一のペースで更新されます。
今回はAmantha Imber博士という組織心理学(organizational psychology)の専門家をゲストに迎え、 誘惑に負けずに自分の時間をコントロールし、やりたいことや、 やるべきことを成し遂げるための数々のヒントを紹介していました 。
1) ditch goals (目標を持たない)
例えば物書きの場合「10万語の本を完成する」 という目標はあまりに壮大なので「100日間、 毎日1000字ずつ書く」という決まり('system' と言っていた)を作るほうが目標を達成しやすい。
実際ビジネススクールの学生さんを2グループに分け、 グループAには「何点の成績を取る」 という目標を設定してもらい、グループBは目標は設定せす「 毎日これだけ勉強する」 という学習システムを作ってもらつた結果、 グループBのほうが成績が良かったとのこと。
2) being aware of the 'iceberg yes' (‘yes'の氷山の見えない部分を意識する)
仕事などを頼まれた際、 人はその仕事のワクワクする部分だけを思い浮かべて気楽に引き受 けてしまいがちです。
例えば講演を頼まれた場合、 自分が実際に講演している部分だけを想像して引き受けてしまい、 その講演に至るまでに発生するさまざまな準備作業は忘れがちです 。そしてたくさんの仕事を安請け合いした結果、 想像していたよりもやることが多くてキャパオーバーになってしま うこともあります。
そもそも人間にはplanning fallacy(計画の誤謬)という心理バイアスがあり、 計画を立てる際、 それにかかる労力を甘く見積もってしまう傾向があるそうです。 なので何かを頼まれた際は頼まれごとのキラキラした部分だけでな く、付随するさまざまな「面倒臭い」作業も念頭に置きながら、 依頼を受けるかどうかを決めることが大切だそうです。
3) behavioral architecture (行動アーキテクト)
behavioral architectureと聞くと「何のこっちゃ?」 と思われるかも知れませんが、要は「 自分を望ましい行動に導くために物理的な環境を整える」 ということらしいです。
これは私には難しそう、、、^^;
4) stuck point (行き詰まりポイント)
作業中又は学習中に行き詰まると、 ついついメールやSNSをチェックしてしまいがちです。 とある調査によると、 人は平均して6分に一度スマホをチェックするそうです。 6分おきに作業が中断されてしまっては、 生産性はいつまで経っても上がりません。
そこでsurfing the urge(衝動をサーフィンする) というライフハックがあります。 作業中に何かモヤモヤや違和感を感じたら「これは不安だな」「 今の自分は退屈を感じているな」というふうに、 その気持ちにラベルをつけます。
そしてその気持ちを感じながらしばらく作業を続けると、 そのうちモヤモヤした気持ちが消えて作業に集中できる状態に戻れ るとのこと。「気持ちにラベルをつける」 ことは作業中以外にも有効で、 特にネガティブな気持ちが出てきたらそれに名前をつけることで、 その感情は和らいでいくそうです。
また、 作業中に行き詰まりを感じたら10分のタイマーを設定する方法も あります。そのまま作業を続けて、 10分経ってまだモヤモヤが続いていたら、 そこで休憩を取るかメールチェックを解禁します。
5) set upper and lower bounds (アウトプットの上限と下限を決める)
どんな作業もやり過ぎるとクオリティが落ちます。 なのてアウトプットの下限(例えば最低でも500文字書く) とともに上限(1500文字以上は書かない) を決めておくと良いそうです。
目標を絶対数ではなくレンジで決めておくと、 より達成しやすいと思えるからだそうです。ダイエットする際も「 ◯◯キロ減らす」よりも「◯◯キロ〜◯◯キロの間で減量する」 と設定したほうが、目標達成しやすいのだとか。
6) don't list (べからずリスト)
過去に自分のエネルギーを奪われると思った行動を「 べからずリスト」にまとめ、それは絶対にやらないようにする。 リストの項目の例としては
・午前8時~11時の間はミーティングを入れない
・ 19時過ぎたらSNSを見ない
・ ◯◯さんには会わない
・「嫌われたくない」という理由だけで頼み事を受けない 等